「名探偵コナン時計じかけの摩天楼」は劇場版名探偵コナンシリーズの最高傑作だと思います。爆弾犯とコナンたちとのやりとりや爆発時間との戦いは何度見てもハラハラさせられます。

特に、列車のシーンの臨場感は90年代のアニメとは思えないくらい素晴らしいです。犯人の存在感やサイコパスな雰囲気もコナンシリーズの中では異質で目立っています。

また、蘭が新一をオールナイトの映画に誘ったりと、高校生にしてはませていて積極的なところに子どものころドキドキした記憶があります。がれきをかき分けて蘭を助けようとするコナンもかっこいいです。

ラストの「赤か青か」の結末もロマンティックできゅんとします。探偵映画というよりも恋愛映画の要素が強めな作品で、子どもだけでなく親の世代も十分に楽しめると思います。